顧客のビジネスを的確に把握し,電通デジタルのハブとしてベストなオウンドメディア戦略と構想をデザイン

湯本千尋

フロントエンドディレクター テクノロジートランスフォーメーション第1部門 CXプラットフォームデザイン事業部 ビジネスアナリシスグループ (2019年9月入社)

インタビュー

※2023年4月時点の内容です

プライベートと仕事のバランスを見直すべく転職を決意

新卒で入社し、4年間、在籍したWeb制作会社からの転職を決めた直接の理由は、3人目の子どもができたのを契機に、私生活と仕事のバランスを見直したいと考えたことでした。

前職では、企業のコーポレートサイトやECサイト、オウンドメディアの制作など、やりたかった仕事に従事し、仕事内容に大きな不満はなかったものの、働き方や給与面では「このままでいいのか」という不安を感じていました。

繁忙期になると、終電で帰り、始発で出社する毎日。会社にいる時間が家庭にいる時間より圧倒的に長く、家事や育児を分担するどころか、家族と会話もままならないような日々が続くこともありました。

家族が増えたことで家が手狭になり、引越しも考えなければなりません。将来的な展望も考慮し、これまでのキャリアを活かせる仕事、家庭と仕事の両立、給与等の待遇向上といった条件をエージェントに相談し、転職活動をスタートしました。

また、キャリアをしっかり積むことができるかも重視し、給与水準の観点から、事業会社ではなく、クライアントワーク中心の会社に絞って複数社受け、最終的には勤務時間、給与面の待遇が最も希望に近かった電通デジタルへの入社を決意しました。


組織横断プロジェクトチームのディレクターとして課題解決まで伴走

所属部門であるテクノロジートランスフォーメーション第1部門は、テクノロジーの力で顧客基点のDXを実現することをミッションに掲げ、その中でも私がいるCXプラットフォームデザイン事業部 ビジネスアナリシスグループでは、オウンドメディア・コマースを中心とするCXプラットフォームの導入コンサル・インテグレーション、大規模案件のプロジェクトのマネジメント・ディレクションを担当しています。

ビジネスアナリシスグループは、2023年1月の組織変革で新たに発足したグループで、電通デジタル全部門のハブとなるようなコンサルティング、及び顧客獲得というアカウントマネジメント等のプロデュースミッションも担っています。

大前提として、グループ名の通り顧客のビジネスへの深い理解を踏まえ、オウンドメディアの改善がベストなのかというレベルから課題を分析し、最適なソリューション提案、案件化した後の組織横断型プロジェクトチームのディレクターとして伴走することになります。

私自身はフロントエンドディレクターという立場で、UI/UXの視点からプランニング全体の統括、案件化したプロジェクトのディレクションなどが任務となります。

入社後、最も長く担当しているのが金融系クライアント企業のプロジェクトです。単発のオウンドメディアの制作に留まらず、アプリサービスや複数あるオウンドメディアとの連携、キャッシュレス決済ツールの打ち出し方など、提供するサービス全体を俯瞰しての課題抽出、改善提案など広く手掛け、アナリシスグループに移行後もディレクターの立場から顧客体験の最適化をキーワードに業務を進めています。

ビジネスアナリシスグループとしての新たな業務については、これからが本格的な勝負となりますが、時代の変化を捉えたビジネスモデルの方向性を加味した戦略提案をグループとして積極的に行い、より多くの顧客と向き合いビジネスの成果にコミットすることを目指しています。


やりたい仕事への積極的なアサイン、キャリア開発への手厚い支援が魅力

電通デジタルに在籍して4年弱、日々、感じる企業文化や組織の特徴の1つに本人の志向性を重視し、広く裁量権を与えてくれることが挙げられます。

隔週1回の上司との1on1の面談で仕事の希望や悩みを話す機会があるのですが、Eコマースの仕事がしたいという希望を出していたところ、EC関連のプロジェクトが発足し、そのメンバーとして、やりたいと思っていたUI/UXリード業務に携わることができました。

もちろん、希望がすべてかなうわけではありませんが、積極的に手を挙げていけば、やりたい業務にアサインしてくれる風土は、社員にとって大きなやりがいにつながっていると思います。

関連して、キャリア開発の支援が充実しているのも魅力です。仕事のレベルアップの観点から、UI/UX関連資格取得に積極的に取り組んでいますが、必要な参考書や受験料などの費用支援制度があるのはうれしいですね。

既に取得した「UX検定」や、今、受講中なのがグローバル資格の「Google UX Design Professional Certificate」を取るためのプログラム、さらに今年は顧客体験を考える上で重要な“人間中心デザイン”に関する「HCD認定制度」にトライする予定です。

転職の第一の条件であった仕事とプライベートとの両立も、想定以上にうまく回っているのを感じています。原則22時以降、土日の残業禁止が徹底されているほか、フレックスタイム制で午前中の半休や細かい時間単位での休みが取得できるのは、小さい子どもを持つ父親の立場としてもありがたいですね。

念願だったマイホームを購入したのですが、コロナ禍に入ってからは、専用の仕事部屋での在宅勤務を中心に、仕事とプライベートを切り分けながら、子どもの送り迎えや家事の役割分担など、妻との連携もうまくとれるようになり、QOLは確実に向上しました。

私はプライベートの変化に押されるように30歳を迎える前に転職しましたが、同じくらいの新卒でもなくベテランでもない狭間世代は、「いまの会社にこのままいていいのか」「数年後、先輩社員のような立場になれるのか」など、キャリアアップについて迷いを抱えがちな傾向があるように思います。

私も前職では顧客への提案が、Web制作に限定される制約に迷いを感じることがありました。電通デジタルに入ってからは、UI/UXを軸に広く課題解決の選択肢があるという気づきを得て、キャリアアップを考える際の思考、仕事へ向き合う際の視界も大きく開けたと実感しています。

キャリアアップについてフラットに見据え、新たな道を切り開いていきたいと考えている方はぜひ、電通デジタルへの転身を1つの候補に、一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。

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