倉知梢
ソリューションコンサルタント プラットフォーム部門 ソリューション戦略部 ソリューショングループ (2017年7月入社)
インタビュー
※2023年5月時点の内容です
電通グループを離れてみて、“古巣の芝生”の青さに気づいた
元々、3年間ほど電通デジタルの前身となる、デジタル広告運用に特化したネクステッジ電通に在籍していました。2016年7月に誕生した電通デジタルにネクステッジ電通も合流するという直後に退職し、事業会社に転職したものの、半年で電通デジタルに舞い戻り、今に至ります。転職組の“出戻り1号”ですね(苦笑)。
なぜ電通デジタルに戻る決意をしたのか。一番の大きな理由は、企業文化や働く仲間の魅力でしょうか。
当時のネクステッジ電通へは未経験で入社しましたが、オペレーション・レポーティングの基礎から運用、コンサルティングまで担当クライアントへの全ての業務と向き合い忙しい毎日を送っていました。一気通貫でデジタル広告業務の経験をさせていただくことで、業務フロー構築(各部署の橋渡し的役割)や効率化に向けた業務集約・構築などにも携わることができました。
未経験で入ったからこその視点や提案もどんどん受け入れてくれる企業文化は、私にとって働く上での大きなやりがいを見いだす後押しをしてくれました。
チームメンバーが前向きで、風通しの良さも魅力でしたし、電通グループならではの情報や新しいテクノロジーへのアクセスの良さといった強みにも改めて気づかされました。
外に出てみて初めて、“隣の芝生”より“古巣の芝生”の青さに気付きを得たというべきでしょう。転職したことで「ここまでしかやらない」といった線引きした働き方ではなく、担当領域を跨いでお互いがサポートしあえるように働くことに、(大変だけれど)楽しさを感じることに気づきました。ネクステッジ電通時代の上司に相談したところ、その思いが実現できるちょうど良いポジションがあるとのことで、応募する運びとなりました。
「わからない」を咀嚼し、自分の「知識」に変える
入社後は、運用業務を中心に3PAS(第三者配信)利用案件のオペレーションフロー整備、3PAS知識を浸透させるプロジェクトにも関わる機会をいただきました。
2022年1月より現在の業務ポジションが電通デジタル内にできることになり、計測ソリューションを活用した案件に運用者として多く関わってきた経験が活かせ、かつ更に深堀りできる仕事にアサインしてもらえたのはうれしかったですね。
所属するプラットフォーム部門ソリューション戦略部は、主要プラットフォームの特性を踏まえた広告計測、配信、可視化などの広告領域のデータソリューション開発およびデリバリーが任務となります。
その中でもソリューショングループはアドベリフィケーション、3PASなどの広告計測ソリューションの対応窓口機能およびクッキーフリー対応、Googleが提供する「Ads Data Hub」などのデータソリューション業務推進機能を担い、私はソリューションコンサルタントとして電通グループ全体の競争力向上につなげるという観点から、各プラットフォームへの新規ソリューション導入・活用方法を提案していくことがミッションとなります。
具体的な業務としては、社内の全案件を対象に3PAS(CampaignManager 360等)・アドベリフィケーション(IAS,Double Verify,CHEQ等)などの第三者計測ツールに関する問い合わせ対応やニーズをヒアリングし提案サポート、導入サポート(オペレーション・レポーティング等)、各種勉強会やウェビナーを実施し導入推進・啓蒙活動をしています。
第三者計測ツールは様々な種類があり、かつ媒体横断で利用することがほとんどのため、ツールごとの特性や注意点を把握したうえで、課題や目的ごとにどのツール(ソリューション)が適切なのか、総合的な判断力、提案力が求められます。また、営業やフロント、運用コンサル、オペレーション担当など問い合わせてきた社内メンバーの属性による“言語の違い”を踏まえ、バックグラウンドも推し量りながら話を聞き、要件を整理したうえで、わかりやすく応えていくコミュニケーション力も肝要です。
専門的な分野にはなりますが、私自身、特別な勉強をしたというよりは、数多くの問い合わせに対応していく中で「わからないことはこれから知ればいい」をモットーに、確認したり調べたりして「わからない部分」を自分なりに咀嚼してきた蓄積が今につながっていると思います。社内のメンバーおよびお客様への貢献につながることが大きなやりがいにつながっています。
グローバルベンダーを利用するうえで、語学力も強みに
業務をする上で役立つと思う素養は、1つ目として、まだ多くの人が熟知している領域ではないため、知識や経験がなくても、新しいことに抵抗なく、チャレンジしたいという強い気持ちを持っていること。いくらでも努力次第で専門的なスキルを身に付けることは可能だと思います。
2つ目には、ツール提供元にグローバルベンダーが多く、最新情報は英語のみのケースも多いため、語学力がある方、あるいは語学の勉強が好きという方は強みになるのではないでしょうか。私自身、大学時代にアメリカに留学、その後働いていた経験があり、語学力は1つの武器になっています。
3つ目に、組織横断で様々な部署のメンバーと連携し、適切な提案につなげていくような役割が求められるため、これまで培ったキャリアや経験に関わらず、社内の“ハブ”のような立場で、チームワークに貢献していくことに喜びを感じられるかも大事な素養といえるでしょう。
私自身の将来的な展望としては、今の業務を極めつつ、英語力を活かし社内のグローバル担当と連携した新しい分野にもトライしていければと考えています。グローバルに活躍できるチャンスが広く用意されているのも、電通デジタル、電通グループならではの強みだと思います。
変わることを厭うことなく、新しい分野にチャレンジしてみたいという方、ぜひジョインしていただければうれしいです。
電通デジタル 採用情報
ご案内
FOR MORE INFO