電通デジタルでは、キャリアや働き方に対する多様な価値観の台頭を受け、新しい働き方を検討するため2018年から「ワークスタイル開発プロジェクト」を発足・推進してきました。2019年にはリモートワークを試験導入しており、コロナ禍への対応においてはリモートワークを基本とする業務体制へスムーズに移行しています。2020年には、「組織パフォーマンスを最大化し、最短距離で目的を達成する働き方」を目指すことと決め、その働き方を「Performance Based Working」と名付けて新しいワークスタイルへの挑戦を続けています。
その取り組みの中で、ワークプレイスについては、選択肢を拡充することでパフォーマンスが高まると考え、全社員について在宅勤務を含めたリモートワークを認め、利用可能なシェアオフィスは800ヶ所を超えています(2022年4月現在)。一方で、リモートワークが定着したことによって、リアルコミュニケーションの場としての「オフィス」の重要性や希少性を再認識し、そのリニューアルに着手しました。
コンセプトを「Real empowers us. リアルな世界が、私たちを強くする。」と設定し、「オフィス」ですべきことは何かということを議論。五感を刺激する、熱量を伝える、勢いを感じ取る、といったリアルならではの体験を通じた新たな価値創造の場となるように、空間デザインを一新しました。