電通デジタルでは、機械学習を用いた広告クリエイティブの効果予測や自動生成等、効果的な広告コミュニケーションの実現に向けて取り組んでいます。今後もAI技術を磨き、新しいクリエイティブの創造とサービスの開発・提供を進め、クライアントのデータマーケティングを支援します。
プレスリリース
電通デジタル社員、国際的AIコンペティション「NBME - Score Clinical Patient Notes」(Kaggle)で 優勝、金メダルを受賞
―国内で数少ない最高位Kaggle Grandmaster称号も取得、AI技術で企業のデータマーケティングを支援―
2022.05.18
株式会社電通デジタル(本社:東京都港区 代表取締役社長執行役員:川上 宗一 以下、電通デジタル)は、国際的なAIコンペティションプラットフォーム「Kaggle(カグル)」の「NBME - Score Clinical Patient Notes」において、電通デジタルのクリエイティブチーム「アドバンストクリエイティブセンター」に所属するAIエンジニア村田秀樹、石川隆一によるチームが1471チーム中1位となり、金メダルを獲得しました。また、村田はこのメダル獲得によってKaggle称号の最高位である「Kaggle Grandmaster」を得ました。
「Kaggle」は、世界中のAIエンジニアが企業や政府機関の課題に対して機械学習を用いて解決する国際的なコンペティションプラットフォームで、オンライン上でさまざまな課題のコンペティションが開催されています。
「NBME - Score Clinical Patient Notes」は、米国医師免許試験で実際に行われる模擬診察にて、受験者が記載したカルテの採点作業を自動化するためのコンペティションです。参加者はカルテと疾病に関連する重要表現のペアが与えられ、カルテの中から重要表現と同一の意味を表す箇所を特定するAIを作成します。その正確性がスコアリングされ、順位を競います。
例えば「Early wakening(早起き)」という重要表現の場合、カルテには「wakes up around 4 AM or 5 AM(午前4時から5時ぐらいに起床)」や「wakes up earlier than usual(いつもより早く起床)」など受験者によって異なる表現で記載されているため、これをもれなく正確に特定するAIが高く評価されます。
この「NBME - Score Clinical Patient Notes」コンペティションにおいて、当社村田秀樹、石川隆一によるチームは、自然言語(英語)領域におけるディープラーニングの技術を用い、複数のAIをもとにした予測や疑似的な教師データを作り、繰り返しAIを学習させる手法などで改善を続け、その高い精度によって電通デジタル所属社員として初めて優勝を収めました。
また、本コンペティションの結果により村田は、Kaggleの各コンペティションで合わせて金メダル5つ(うち1つは個人獲得が必須)を獲得すると取得できる最高位Kaggle Grandmasterの称号を得ました。現在この称号の保持者は日本国内で30人程度、世界でも約250人しかおらず(2022年5月18日時点)、電通デジタルにはKaggle Grandmaster 1名、およびKaggle Masterである石川1名が在籍することとなります。
以上
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