幅広いソリューションでワンストップのITコンサルティングを実現

DX(デジタルトランスフォーメーション)やデジタルマーケティングなど、顧客の課題に対して柔軟で多面的なソリューションを提供する電通デジタルのITコンサルタント。定められたソリューションの導入支援のみにとどまらず、電通グループの豊富なアセットを活用して企画立案から実行までワンストップで支援できる点が強みです。同社で働く魅力について、異業界から中途入社し活躍中の3名にお話を伺いました。

出典:ビズリーチ 公募ページ「株式会社電通デジタル」(2022年12月15日公開)より転載

「システムの知識だけでは生き残れない」とエンジニアから転身

ビジネストランスフォーメーション部門 デジタルインテグレーション事業部
ITコンサルタント
繁宮 春樹


──はじめに、繁宮さんの前職までのご経歴と、電通デジタルに転職したきっかけや決め手をお聞かせください。

前職はメーカー系SIerで、スクラッチ開発をはじめ、パッケージソリューションの導入やシステム開発プロジェクトなど、システムエンジニアやプロジェクトマネージャーとして業務に携わっていました。在職期間は17年と長く、居心地は良かったですし、正直転職をしようという気持ちはそれほど強くありませんでした。

しかし、コロナ禍で身の回りのさまざまなことが一変し、次第に自分や業界のこれからを考えるようになりました。eコマースやDXへの取り組みが加速していくなかで、自分がこれまで関わってきたシステムのあり方も変わっていき、データを活用したマーケティングがより主流になっていくと、「システムの知識だけではなく、データやマーケティングにまつわるスキルを持っていないと、今後必要とされる人材にはなれないのではないか」と危機感を抱くようになりました。

そんなときに、電通デジタルで働いている知人から一緒に働かないかと声をかけられました。これまでに培ってきたシステム関連の知識にプラスして、データ分析やマーケティング施策にも取り組める。まさに自分が求めていた環境だと感じ、入社を決めました。

──現在の業務内容について教えてください。

案件によって異なる部分もありますが、一言でいうとクライアントの内部向けデータ統合基盤の提供に携わっています。主なミッションは、クライアントの社内システムにデータを蓄積し、分析やマーケティングに活用しやすくしていくことです。クライアントの目指すビジョン実現のためにシステムはどうあるべきかを考えるところからスタートするため、前職と比較してもかなり踏み込んだ提案ができる環境だと感じます。

コンサルティングは未経験だったため、転職当初はスキル不足で不安を抱いたこともありますが、そんなことを気にして小さくなっている場合ではないと思い直し、周囲の人にわからないことを積極的に質問し、一つ一つの案件でクライアントに対してできることに着実に取り組んでいくことを目指しました。メンバーは柔和な雰囲気の人が多いので、困ったときにすぐに手を差し伸べてくれますし、質問もしやすく、とても心強かったですね。

──具体的にどういった案件に関わっているのかお聞かせいただけますか。

あるメーカーのクライアントの案件で、社内のデータを「データの収集」、「データの可視化」、「データの活用」を目的に構想策定の段階から携わったものがあります。これは最終的なゴールに向けて3つのステップを設けていて、最初の課題は「データの収集」、「データの可視化」というもので、社内各システムに蓄積されたデータを統合し、業務効率化はもちろん、エンドユーザーの重要な情報を正確に捉えられるよう可視化しました。現在はその1ステップ目が着地したところです。

次のステップ2ではデータ活用に向けた分析ができる環境づくりに取り組み、そこからステップ3の最終ゴールに向けて進めていくことになります。

案件では、クライアントの要望に対してビジネスや施策の全体設計を考えるメンバーと、実際のシステムを設計・構築していくメンバーとでチームを組んで動いていきます。クライアントからいただいた要望の業務観点で深掘りや、その企業の理念やバックグラウンドを理解しながら問題解決など、やることは多岐にわたります。表面化している課題だけでなく、そのさらに奥にある課題や要望を掘り起こし、施策を考えて提案しています。

多彩な施策を提案できる、電通グループとしてのナレッジも強み

──電通デジタルならではの強みはどのようなところだと思われますか。

電通グループがもつ多種多様なナレッジを活用できるところだと思います。例えば「デジタル広告を出稿する」という施策をシステム化するにあたり、事前に効果予測をシミュレーションします。この場合、出向する媒体やコンテンツパターンによるエンドユーザーの反応や業種によるエンドユーザーの反応の傾向などのナレッジが活用できるため、精度の高い仮説検証ができ、システムで実現する際により効果的な施策の提供につながります。

──働き方や環境面で魅力に感じるところはありますか。

リモートワークの環境が非常に整っているところは魅力ですね。リモート環境下での転職は不安がつきものですが、中途入社者のためのサポート体制がしっかり整備され、コミュニケーションツールも活発に活用されており、私も入社初日からリモートワークでしたが、スムーズになじむことができました。

今回の転職は自分のキャリアを考えてのことでしたが、その点についても電通デジタルは手厚いなと感じます。上司との1on1が隔週ペースで設けられていますし、キャリアのための研修制度もあり、志向に応じてどんどん成長できる環境が整っています。

ふり返ってみると、「コンサルティングやマーケティングの経験がないとついていけないかもしれない」という心配は杞憂でしたね。自身のキャリアにマーケティングやコンサルティングという新たな選択肢を付け加えたい方であれば、きっと伸び伸びと活躍できるはずです。

成果をよりダイレクトに感じられる環境を求めてコンサルタントに

テクノロジートランスフォーメーション部門 デジタルエクスペリエンス/コマース事業部
ITコンサルタント(webアプリ/EC/CMS)
鈴木 南弥


──はじめに、鈴木さんの前職での業務内容と、転職のきっかけや入社の決め手について教えてください。

前職は金融系のSIerで、銀行などの金融機関向けにいわゆる市場系Webアプリ開発のための要件定義や設計をしていました。

そこで3年半ほど働き、2021年10月に電通デジタルに入社しました。転職のきっかけは、大規模なシステムに関わるなかで、クライアントへの貢献をもっとダイレクトに感じられる仕事をしたいと感じるようになったことです。同時に、IT業界が日々変化しているなかで、最新のトレンドを取り入れながらフレキシブルに開発できる案件にトライしてみたいという思いもあり、現在のスキルを生かしながらコンサルティング領域も経験できる企業を探していました。

そこで出会ったのが電通デジタルです。「IT・システム」と「コンサルティング」の領域を経験できる場としてとても魅力的でしたし、面接官だった現在の上司がとても話しやすく、「この人のもとで働けたら楽しそうだ」とわくわくしながら選考を受けていたのを覚えています。

──現在の業務内容についてもお聞かせください。

CMS構築を中心に、周辺システムの提案や構築・運用までを担っています。案件によってはRFP(提案依頼書)の作成や既存システムの運用方法立案など、スポット的な案件もあり、さまざまなフェーズを経験できています。

現在は、ある化粧品メーカーのクライアントの既存サイトを新たに作り替えるプロジェクトに携わっています。コンセプトを一から作り替える大々的なリニューアルで、要件定義からスタートして今は構築の段階にあり、これからリリース、運用までを通して担当する予定です。

もともと化粧品業界の特性として、百貨店やドラッグストアなどのリアル店舗を重視してきたこともあり、オンラインにはあまり目を向けてこられなかったという背景があります。また、ブランドごとにサイトが独立しており、体系化されたメディアやサイトがないことも課題だったため、ブランドを一括して紹介できるサイト設計に刷新しています

──大変だったことや、一方で達成感を得られた瞬間について教えてください。

前職では金融に特化した知識を求められましたが、現在は多様な業界の企業がクライアントになるため、それぞれの業界の特徴をしっかりと把握したうえで提案しなければなりません。そのため、案件ごとにクライアントの業界や業務について情報をキャッチアップする必要があり、前職とは違った大変さを感じることはあります。

入社当初はデジタルマーケティングの知見がなかったため、CMS設計もわからないことだらけでした。しかし実務を通じて少しずつ学び、クライアントに納得していただける提案ができたときには自身の成長を感じられましたし、転職しなければ得られなかった経験だと思います。

デジタルマーケティングをキーワードに、各領域のスペシャリストへ

──電通デジタルならではの強みや、独自性を感じる部分はどのようなところですか。

大規模SIerなどでは、担当する業界ごとに部門が分かれる「縦割りの組織」になっているケースが多いのですが、電通デジタルでは「デジタルマーケティング」における領域ごとに部署があり、そこからチームが組成されるのが大きな違いだと思います。案件ごとに最適なメンバーを集めたチームで臨めるのは提案の品質にも直結しますし、クライアントにとってもメリットが大きいと思います。

それは、一方で自分のキャリアにとってもメリットになっています。一社と長く関わるスタイルだった前職と比較すると、今はいろいろな案件で多種多様な領域に向き合えるので、一企業だけではなく、さまざまな職種や領域のスペシャリストとして自身の可能性の幅を広げられていると感じます。

──最後に、この記事をご覧の方へメッセージをお願いします。

今まで触れることのなかったデジタルマーケティング領域の知見を、前職経験とミックスしながらクライアントに価値提供できるようになったことは、転職して得られた最大の収穫です。書籍やネットで学べることもありますが、やはり実際の案件で「このツールは相性が悪いな」「この組み合わせはうまくワークするな」といった経験をすることで、より本質的なスキルとして身についていると感じます。

アプリ開発をされてきた方やSIer経験者で、自分のスキルの棚卸しをして「他の会社でも通用するのか?」という問いが思い浮かんだ方、そしてその問いに対して「新たな環境でチャレンジしてみたい」と思った方は、ぜひ当社にご応募いただきたいです。

広告会社×ECの可能性を感じて、コンサルティングの道へ

コマース部門 コマースディレクション事業部
IT戦略コンサルタント
田村 信博


──はじめに、田村さんの前職での業務内容と、電通デジタルへ転職したきっかけを教えてください。

ファーストキャリアはあるスポーツメディアで、メディア運営業務全般を担っていました。当時はまだインターネットサービス黎明期の2000年代初頭。オウンドメディアはもちろんECや予約サイトも今のように多くなく、自社メディア自体も立ち上げ直後ということもあり、ユーザー獲得からCRM企画、販促、メディア運営などあらゆる業務を担当していました。15年ほどそこで経験を積み、システムソリューション企業へ転職してECシステム開発のプロジェクトマネージャーになって、3社目の不動産仲介会社では建材のEC事業立ち上げに携わりました。

電通デジタルに入社したのは2022年。EC運用だけでなく、戦略策定にも関われるようなコンサルタント職に興味をもったのが転職のきっかけです。電通デジタルに魅力を感じたのは、広告の枠にとらわれずにEC開発や購入後のデータ分析などに積極的に取り組み、マーケティング分野に強みを作り出そうとしていた点です。広告会社にもECの知見が求められる時代になっていると感じていましたし、自分のスキルや経験も生かせそうだと入社を決めました。

──現在従事されている業務について教えてください。

コマースディレクション事業部でクライアントのEC事業立ち上げやECサイト立ち上げのディレクションを担当しています。具体的にはクライアントの要望を聞きながらサービスとシステムの要件定義を行い、関係するメンバーと連携しながら案件を進めていきます。

コロナ禍に顧客接点がオンライン中心になったことで、コミュニケーションがとりづらくなったというお悩みはよく聞きます。顧客とのコミュニケーションのチャネルとしてECサイトを立ち上げたい、または自社Webサイトをリニューアルしたいなどのご要望が多い印象です。

案件としては、大きな予算をかけてシステム開発・導入を行うこともありますが、もう少しライトに、まずは実際にやってみるという流れのほうが多いですね。ECを例にとると、実は本当にコストがかかるのは、消費者が見るフロント側よりも、決済や物流といった裏側のシステム構築なんです。そのため、裏側部分はひとまず手作業での対応にしておいて、まずはECの手応えをつかんでみることを第一にしています。

提案内容はECの導入だけではなく、それ以外に落ち着くこともあります。「EC事業を始めたい」という相談でも、何のためにやるのかをひもといていくと、ECがベストな方法とは限らないケースもあるからです。ECに限らない施策を提案できるのは、EC開発以外にもいろいろな方法でサービスを展開していて、多面的にバリューを提供できる電通デジタルならではの強みといえますね。

「コンサル未経験」でも大丈夫。多様なメンバーと切磋琢磨できる環境

──働き方や社内のカルチャーなどの面で、電通デジタルの良さを感じるのはどのような点ですか。

就労環境については、22時以降の業務は基本的には禁止されていて、いかに昼間のうちに効率よく仕事を終えられるかが問われます。ワーク・ライフ・バランスを大切にしたい方にとって、非常に働きやすい環境だと思います。

また、メンバーのバックグラウンドはさまざまで、広告運用に強い人を中心にコンサルタント経験があるメンバーもどんどん増えています。EC事業会社で運用をしていた人、システムコンサルティングファーム出身者、さらにはメーカーの企画出身者もいて、各メンバーがこれまでの経験を生かしながら活躍しています。

特徴的なのは、電通デジタルには電通グループ内リソースを活用した選択肢が多いので、「この方法でなければならない」という固定観念はなく、クライアントのためにベストな方法を考えて、多種多様なソリューションを見極めて提案しようという熱い思いをもった人が多い点です。過去に在籍していた会社ではここまで広がりのある提案はできなかったので、毎回新しい発見があり、非常に面白いですね。

──電通デジタルに入社して、改めて良かったと感じるのはどのような点ですか。

かつてはEC業界でも、ECのシステム構築や運用など、単体のサービス提供で完結してしまう案件がほとんどでしたが、市場が成熟するにつれて消費者行動のなかにECが自然と組み込まれ、企業もそうした行動をいかに分析し、顧客接点として活用できるかを考える必要が出てきています。

その流れのなかで、ECの運用やシステム面、顧客とのコミュニケーションについて深い知見を有している人はまだまだ稀有な存在です。システムコンサルティング経験者や私のようなECのシステム開発経験者は、特に経験を生かせる環境があると思います。

「コンサルティング未経験で活躍できるだろうか」と不安に思う方も多いと思いますが、心配はご無用です。案件でさまざまなクライアントと相対するなかで自分自身のコンサルティングスキルも自然と磨かれていきますので、まずは飛び込んでみていただきたいです。

広告代理店のイメージの強い電通グループですが、「こんなに面白いことができる組織がある」ともっとお伝えしていきたいです。これまで培ったスキルを存分に発揮しながら、新たな領域にチャレンジしていきたいという方にお会いできるのを楽しみにしています。

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