2023.10.12

女性管理職は大変ですか?トランスフォーメーション領域の管理職3人に本音を聞きました

電通デジタルで管理職として活躍する女性たちは、どのようにキャリアを築き、どのような思いで仕事と向き合っているのでしょうか。本記事では、トランスフォーメーション領域で管理職を務める3人の女性にインタビューしました。

※所属・役職は記事公開当時のものです

電通デジタル
ビジネストランスフォーメーション部門
テクノロジーストラテジー事業部
プラットフォームテクノロジーグループ マネージャー

坂東 恭子

電通デジタル
BIRD部門
ビジネスクリエイション事業部
CXストラテジーグループ グループマネージャー

坂本 和環

電通デジタル
BIRD部門 サービスイノベーション事業部
プロダクトマネジメントグループ グループマネージャー
兼 トランスフォーメーションリードルーム サステナビリティルーム マネージャー

勝谷 さや香 

プライベートと仕事の両立について

── ─般に、「管理職はプライベートよりも仕事優先で激務」というイメージがあります。皆さんの現状はいかがですか?

坂東:普段の業務はリモートワークがメインですが、クライアント企業とのミーティングがある月・水曜日は出社日にしています。今2歳半の子どもがいるので、突然の事態に合わせて仕事のスケジュールを変更することも多いです。今週も日曜日に発熱したので月曜日は出社できず、ミーティングにはリモートで参加しました。

ですので、クライアント企業の担当者やプロジェクトの社内メンバー全員にあらかじめ現状を説明し、私のできること、できないこと、突発的に対応できない事態が発生することを理解してもらうのが大事かなと思います。

クライアント企業とのミーティングでは、子どもの声が入らないように音声をミュートにして参加することもありますし、場合によっては、チャットだけで参加することもあります。

坂東恭子 / 大手通信系SIerにて20年弱、システム開発プロジェクトのプロジェクト管理業務や業務改革プロジェクトBPRのコンサルティング業務に従事。2019年電通デジタルに入社し、メーカー/銀行/通信会社等のデジタルマーケティング基盤構築、BI構築、LINEを活用したサービス構築プロジェクト等に従事。現在子ども1人(2歳半)。2021年3月~2022年4月まで産休・育休を取得。

1日のスケジュール
|坂東さんの場合

週3~4回、出勤しています。大型プロジェクトに従事しており、クライアント企業とのミーティングや、チーム内ミーティング(息子の対応しながら参加することも多々)が多いです。

坂東さんの午前の時間の使い方を図示
坂東さんの午後の時間の使い方を図示

坂本:スーパーフレックスとリモートワークを活用して、9時~17時にとらわれない働き方を工夫しています。

電通デジタルでは基本的には22時から朝5時までは働くことができないルールがあるので 、そのルールのもと、例えば、朝は子ども(中学生)より早く起きて、仕事のためにまとまった時間を確保したり日中のスケジュールを調整して、子どもの行事に参加するなど、その時の状況にあわせて柔軟にプライベートと仕事のバランスをとらせてもらっています。

他にも夜は夕食をとって一段落するのが21時頃なので、そこから22時まで仕事をしています。

坂本和環 / 顧客体験変革を基点としたデジタルマーケティング戦略策定、マーケティングDXプロジェクトに多数参画。近年は、サービスデザイン、ファンマーケティング、1stパーティデータをはじめとしたデータ戦略支援を中心に活動。現在子ども1人(13歳)。2010年12月~2012年4月まで産休・育休を取得。

1日のスケジュール
|坂本さんの場合

週1~2回出社。日中はミーティング中心、朝と夜を企画・ディレクションなどを思考&資料化する時間に充てています。最近は子供の帰宅が遅くなったこともあり、全体的に夜型化。

坂東さんの午前の時間の使い方を図示
坂東さんの午後の時間の使い方を図示

勝谷:私は、仕事とプライベートどちらにもそれなりに支障をきたしつつ(笑)、どちらも完璧を目指さないことを心がけています。

自分がPM(プロジェクトマネージャー)を担当するプロジェクトの数を絞ったり、子どもが熱を出してどうしても対応できないときは、クライアント企業対応を他のメンバーに任せることもあります。

勝谷さや香 / 事業会社にてプロダクトマネージャーとして、複数の新規事業の立ち上げに従事したのち、2021年に電通デジタルに入社。現在は、DXビジョンの策定~サービスデザイン~MVP開発のディレクションからPoC支援等、クライアント企業の新サービス創出を一気通貫で支援している。現在子ども1人(4歳半)。2018年8月~2020年4月まで産休・育休を取得。

1日のスケジュール
|勝谷さんの場合

週1回ほど出社orクライアント企業訪問。案件も2つほど担当しつつ、マネジメント業務(1on1 / 採用 / 組織開発 / オファリング開発 / アサイン調整 / 新規提案活動など)を行っています。

坂東さんの午前の時間の使い方を図示
坂東さんの午後の時間の使い方を図示

管理職だからこそ、育児とのバランスがとりやすい面も

── 子どもを持つタイミングは考慮しましたか?

勝谷:特には考えていませんでした。逆に、前の会社にいたときに子どもが生まれ、自分の仕事観が大きく変わりました。復帰後、すぐに転職活動を始めて、電通デジタルに入社しました。

転職の際に重視したのは、子育てしながら働くことが特別視されない雰囲気があることですが、一番重視していたのは、長く腰を据えて働けるか、やりがいのある仕事にしっかり取り組めるかどうかでした。

電通デジタルは、スーパーフレックスでリモートワーク、子育てしながら働くことへの上司の理解も深く、条件面では問題なしでした。その上で、仕事の結果を出していくことを求める社風なのが、私には向いていると思いました。

坂本:私は、子どもを持ちたいと思ったときに、働き方に関するマインドセットを大きく変えました。それまで仕事最優先だったのですが、長く仕事を続けられるように、当時の上司に相談にのってもらいながら仕事と子育ての両立の可能性や会社への貢献のしかたを探索させてもらいました。

── 電通デジタルは、管理職でも育児と仕事を両立しやすい環境ですか?

坂東:管理職かどうかは関係なく、全社員にリモートワークが認められているので、育児はしやすいです。育児に参加している男性も多いので、例えば、「子どもが熱を出したから少し抜けます」といった突発的な事態に対しての理解もあって、男女問わず自然とフォローし合う雰囲気があります。

坂本:私は、プロジェクトマネジメントをするポジションになった方が、クライアント企業のニーズに応えつつ、メンバーと自身のスケジュールの折衷や調整がしやすく、育児によるメンバーへの迷惑を抑えられると思い、育休から復帰後、プロジェクトマネジメントに近しいポジションであった管理職になることを目標としました。


チームメンバーの子育てにどのように対応しているか?

── 管理職として、チームのメンバーが育休をとるときはどのように対応していますか?

坂東:育休をとる予定のメンバーに対しては、本人と会話し意思を尊重した上で、できるだけ単発案件や短期の案件などをアサインするようにしているほか、一時的な業務やサポート業務、知識や知見を他のメンバーに共有するような業務を担当してもらうようにしています。

坂本:育休に入っているメンバーとは、定期的に、チームコミュニケーションツールで連絡をとり、互いの状況を共有しています。長い間仕事を離れるのは心配ですし、不安にもなりますので、そういった感情面のフォローもするように心がけています。

勝谷:私も、メンバーからは事前に産休や育休の予定を共有してもらい、担当業務の調整をしています。それまでに担当していた業務の引き継ぎをスムーズに進めるには、普段の1 on 1ミーティングの中で、ある程度プライベートなことについても話せる関係性を作っておくことが大事かなと思います。電通デジタルは、1 on 1ミーティングのほかにも、半年に1回のキャリア面談などがあり、メンバーの希望や予定を直接聞ける機会はかなり多いと思います。


仕事もプライベートも充実させたい人に向いている

── 最後に、電通デジタルの管理職(グループマネージャー)採用に応募してみようと考えている女性に向けて、メッセージをお願いします。

勝谷:私が電通デジタルへの入社を決めた一番大きな理由は、マネジメント層全員が、ひとりの人間として社員と向き合ってくれる会社だと感じたことでした。

仕事のパフォーマンスだけを見るのではなく、私自身のライフステージや価値観に対して理解を示してくれたうえで、今後のキャリアを一緒に考えてくれるような姿勢にとても安心感を覚えました。職位に関係なくフラットに意見を言い合うことができ、風通しの良い社風だと思います。仕事もプライベートも充実させたいという人には、すごくバランスが取れている会社なのではないでしょうか。

坂東:リモートワークができるのはありがたいですし、子育て支援に関する制度も整っていて、社員数の多い企業ならではの働きやすさが揃っていると思います。電通デジタルはベンチャー的な気風もあり、自分から手を挙げれば、たくさんのチャンスがあるところがすごくいいと思っています。

私が電通デジタルに入社しようと思ったのも、チャレンジを否定せず、実現に向けて前向きに議論していく社風に魅力を感じたからです。新しいことに挑戦したいと思う人にとっては、一緒に頑張っていける会社だと思います。

坂本:お伝えしたいことは5つあります。

1つ目は、チャレンジできる機会が多いこと。

2つ目は、柔軟性がある会社だということ。大きなプロジェクトに際しても、責任を持って臨めるなら、ライフステージに関係なく責任あるポジションを担わせてもらえます。

3つ目は、福利厚生が充実していること。

4つ目は、多様な出会いがあること。電通デジタルには、様々な領域のプロフェッショナルが集まっていて、年齢問わず、素敵な人がたくさんいて、普段の仕事がとにかく刺激的です。

最後の5つ目は、非常に自由な社風である一方で、結果もシビアに求められることです。リモートワークもできるし、フレックスですが、求められる成果の基準は高いです。子どもを持ちながらも、仕事もプライベートも同じくらい一生懸命取り組みたいという人向きの会社だというのが私の印象です。

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