文化的アプローチのUXデザイン―漸進的改善の限界を突破する方法論の探求―
人々が熱狂し、ひとつの歴史をつくるような作品、ブランド、商品、サービスなどをつくるにはどうしたらいいのか? 人々の欲求を満たしても、人々が熱狂することはないし、社会の変化を生み出す契機とはならない。そうではなく、人々が新しい自己を感じ、表現することができようになるとき、ひとつの時代が切り開かれ歴史がつくられる。そのためには、社会を理解し、新しい世界を表現する力が求められる。事例を交えて、この新しいデザインの方法論を議論する。
山内 裕Yamauchi Yutaka
京都大学経営管理大学院
教授
京都大学工学部情報工学科卒業、同情報学修士、UCLA Anderson Schoolにて博士。Xerox PARC研究員を経て、京都大学経営管理大学院に着任。価値創造人材育成プログラム「京都クリエイティブ・アッサンブラージュ」を運営。主な著書は、 『「闘争」としてのサービス』(中央経済社)など。https://yamauchi.net
亀和田 慧太Kamewada Keita
株式会社電通デジタル
CXトランスフォーメーション部門
CX/UXデザイン第2事業部 事業部長
大手SIer、デザインコンサルティング会社を経て電通デジタル参画。定性/定量リサーチに基づくサービスデザインやUX/UIデザイン、組織開発などに従事。
HCD-Net認定 人間中心設計専門家。人間中心設計推進機構、マーケティング学会、デザイン学会、サービス学会、人工知能学会、各会員。