チームのデジタル領域に関する経験不足
DX ARROW とは
経営者および事業責任者のための
全社横断DXを成功に導く新たなアプローチ。
DX ARROWは、ワークショップとファシリテーションを中心に構成された支援プログラムです。
課題タイプに応じ検討すべき論点を予めまとめた『戦略議論用コンテンツ』を活用し、事業運営のコアメンバー自らによる効果的かつ効率的な議論と方針策定を実現します。
ソリューション概要
DX ARROWが対応する課題とアプローチ
DXに取り組む企業が今向かい合う、悩みとその要因
DXへの取り組みは、従来の「業務/システム改善」に加え、「デジタル戦略に即した組織開発/再編成」「イノベーション文化醸成」「デジタル人材開発」といった、「全社基盤」に関わる領域へ拡大し次のフェーズを迎えています。
"全社的なDX成果"を求めていく中、下記に挙げる通り、各社が直面する「悩み」は様々ながら、「悩みの解決策を得られない要因」は概ね共通する様子が見られます。
お悩み例
- 「組織横断の難題が多く、具体の方針やアクションにつながらない…」
- 「外部パートナー支援を受けたが、策定された方針や戦略を具体的な変革に落とし込めない…」
- 「策定したMVV(ミッション・ビジョン・バリュー)と事業の実態に乖離があり、機能していない…」
お悩みを解決策につなげることができない要因
変革に向けたアプローチ方法の未整理
変革の司令塔・音頭取りの不在
変革当事者としての意識や納得感の不足
論点の未設定・未整理
DXの壁を越えるための新型意思決定支援サービス
「DX ARROW」は、DX推進の壁として立ちはだかるこれらの「要因」を、事業運営のコアメンバー間による正しい議論の活性によって解消するためのアプローチです。
電通デジタル、および本プログラムにて協業する株式会社DITYが、独自フレームワーク(課題タイプに応じ検討すべき論点をまとめた『戦略議論用コンテンツ』を活用)にてワークショップ・ファシリテーションを実施。効果的かつ効率的な議論をガイドし、事業に直結する戦略方針などの導出をサポートいたします。
ソリューション実施プロセス
「DX ARROW」約2~3か月のプログラムの流れ
「戦略議論用コンテンツ」について
討議すべきテーマに応じた「DX ARROW」独自の高品質なドキュメント群を複数用意しています。議論中随時参照し、また思考整理用の空欄を設けそこに記入していくことにより、議論参加者間での重要概念の共有や、効率的なディスカッションを促進します。
「戦略議論用コンテンツ」タイトル例
当コンテンツを選択するケース:
より効果的な事業運営に向け、組織の一体感不足が壁となっているケース
当コンテンツを用いた議論で目指すゴール:
企業の核となる信念や価値観を明確にし、組織全体で共有する
議論内容:
既存のミッションや戦略を基に、元々持っていたビリーフ(=自社の未来予測、未満足のニーズ、問題解決のアプローチ、自社能力への自信など「信じていること」を指します。これらは直接的にミッションや戦略、製品の特徴、競争上の強みに影響を及ぼします)を再考し、言語化していきます。さらに、組織のコアメンバーが個々に持つビリーフとのギャップを認識し、組織全体としてのビリーフを統一していきます。
当コンテンツを選択するケース:
顧客のニーズに合致した製品開発やマーケティング戦略、効果的な戦略策定が課題となっているケース
当コンテンツを用いた議論で目指すゴール:
製品やサービスが顧客に提供する価値の本質を理解し、戦略を得る
議論内容:
消費者向け商品・サービスのみならずB2Bビジネスにおいても、顧客が製品やサービスを選ぶ際に重視する価値には「お得」「便利」「安心」「新しさ」「こだわり」「贅沢さ」の6つの方向性があると捉えられます。これらの中から、どの価値が自社ビジネスや製品に最も適するのかをディスカッションします。
当コンテンツを選択するケース:
大企業において、既存の事業基盤を活用した新規事業創出が課題となっているケース
当コンテンツを用いた議論で目指すゴール:
大企業ならではの独自の価値を生み出す新規事業を創出する
議論内容:
新規事業開発を「勝ちパターン展開」「満を持しての参入」「第2の創業」の3つの型に分類し、特に「第2の創業」型に注目します。この型は、保有資産の活用、既存事業との連携、新たなニーズの開拓という3つのアプローチから6つのパターンに分けられます。この枠組みを意識しながら新規事業のアイデアを磨き上げます。
当コンテンツを選択するケース:
プラットフォームビジネスモデルの方向性に課題があるケース
当コンテンツを用いた議論で目指すゴール:
プラットフォームビジネスモデルの成功の鍵である核となる取引を特定し、言語化する
議論内容:
誰が誰と何をどのように取引するのか(=「コア取引」)を明確に定義することにより、新しいプラットフォームの戦略の軸を作っていきます。コア取引の設計は、プラットフォームの検証すべき要素を明らかにし、効果的な戦略立案の基盤を築くために重要です。
上記は、豊富な「戦略議論用コンテンツ」群の一部例となります。貴社課題に対応するコンテンツの有無等、お気軽にお問い合わせください。
「戦略議論用コンテンツ」を活用したワークショップ
「戦略議論用コンテンツ」には、参加者が共有することにより議論が活性化するであろうフレームや事例、また検討を促進する問いやそれに対する記入欄が含まれます。これらを足掛かりに課題を討議していきます。
「戦略議論用コンテンツ」の構成
継続議論の進め方
電通デジタルおよびDITYメンバーのファシリテーションにより、「戦略論点用コンテンツ」も継続して用いつつ、質の高い議論が維持される環境をキープします。
効果的議論への工夫(一部)
- 随時のオンラインチャット
- ⇒隙間時間等も活用しながら全員が考え、議論に参加できる環境
- 討議テーマは回答期限を設定しつつ1度に1つ
- ⇒アウトプットへの集約へ向けた生産性の高い議論
- 適切なファシリテーションによる段階的議論の積み重ね
- ⇒アイデアの磨き上げ、理解や納得の進化
成果物について
この段階では、議論のガイドに用いてきた「戦略議論用コンテンツ」内の各種討議項目に、議論参加メンバーによる議論を経ての解が記入されています。一連の議論のアウトプットとして、さらに別途ドキュメントとしてまとめることも可能です。
議論集約資料の例
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