橋本 : Salesforce Marketing Cloudに関しては、「殿堂入り」と言われるぐらいのパートナーになりたいと思っています。
電通デジタルの存在意義は、ビジネスとテクノロジーの間の翻訳ができること。ビジネス課題が複雑化し、ツールや技術が高度化している現在、ビジネスとテクノロジーの間を翻訳し、橋渡しするニーズは年々高まっていると感じています。
企業がデジタルテクノロジーを活用したいと考えたときに、今後も一番頼りにされるパートナーであり続けたいと思います。
齋藤 : 目標はプランニングの質を上げることで、そのためにやっていることが2つあります。
1つ目は、データドリブンなプランニングです。現在、多くの企業では、データを収集するフェーズから、データを活用するフェーズに移行しています。プランニングでも、データに根拠を置いたプランニングを行うことで、1つ1つの戦略やシナリオの質を向上させる努力をしています。
2つ目は、スキルの標準化です。プランニングは属人化しやすいスキルなので、社内でフレームワークを作る活動をしています。プランニングチーム全員のスキルを底上げし、さらに質の高いプランニングを提供できる環境を作っていくことが、今後の目標です。
豊田 : 以前はSalesforce Marketing Cloudを単独で導入することが多かったのですが、昨今はCDPや他のクラウド製品と連携させたり、チャネルもメールだけでなくLINEやPush通知、SMSなど複数のチャネルを活用する施策が当たり前になってきています。
周辺ソリューションとの連携、システムの複雑化にも対応し、深いデータを使ったより高度な施策にも対応できるように、幅を広げていきたいと思っています。
松岡 : MAツールとしてスタートしたSalesforce Marketing Cloudは、現在、MA、CDP、Web接客ツールを統合してデジタルマーケティングを支援する製品という位置づけに変わってきていて、一昔前のように、「MAさえやってれば、デジタルマーケティングはOKです」とは言えなくなっている状況です。他社では対応できないような、システム的にも複雑化した要求に対しても、きちんとサポートできるようになっていきたいです。
そして、それが一部の精鋭によって実現されるのではなく、社内にナレッジを蓄積し、フレームワークを作るなどの仕組みでスキルを底上げすることで、複雑化した要求にチーム全体として応えることができる組織を作っていきたいと考えています。