Salesforce国内パートナー企業800社以上の中から、4年連続で「Japan Partner of the Year <Marketing Cloud>」を受賞している電通デジタルと、電通グループの海外事業においてCXM(カスタマー・エクスペリエンス・マネジメント)サービスを中心的に手掛け、 複数のGlobal Salesforce Awardを受賞したMerkleによる「SALESFORCE Global practice」ワークショップが、電通本社ビルで開催されました。
2日間で10のセッションとワークショップを実施
冒頭、電通デジタル副社長執行役員の小林大介が登壇し、クライアント企業が抱える最も困難なビジネス上の課題を解決し、クライアント企業を成功に導くには、電通グループが持つ様々な知見や経験に加え、Salesforceのソリューションを活用した提案がとても重要であることや、2日間にわたるMerkleとのディスカッションを通して互いの知恵を出し合い、国内だけでなくグローバルで「One Dentsu」としてクライアント企業を支援していくことの重要性について話しました。
続いて、電通デジタル副社長執行役員の杉浦友彦が登壇し、電通デジタルとMerkleはグローバルでも様々な共同の案件を進めており、電通グループが「One Dentsu」を稼働させるためのモデルとして非常に重要であることに言及。電通ジャパン、Merkle、Salesforceの連携によりシナジーを発揮することで、今後より一層、クライアント企業の事業成果創出につなげていきたいと展望を語りました。
また、MerkleのグローバルSalesforceプラクティスリーダーであるミシェル・メイヤー(Michel Mayor)氏は、これまでのグローバルにおけるSalesforceとのアライアンス事業を振り返り、今期の戦略を共有し、電通グループとしてこのような場を設けてもらったことの喜びを語りました。
1日目はSalesforceアライアンスの役割と戦略についてディスカッションを行いました。日本とグローバルでは企業組織の体制や戦略において異なる点が多く、それぞれの課題を共有すると共に、既存のクライアント企業の持続的な成長を実現するために、どのように提案と支援をするべきか、グループワークを通じて発表し、学びました。
2日目は、電通デジタルとMerkleのスキルや強みを活かした施策戦略をどのようにSalesforce製品に落とし込むかについてディスカッションを実施しました。電通デジタルには、200人を超えるSalesforce認定資格保有者が在籍しています。グローバルで支援を行っている企業を見ても、テクノロジー領域における専門人材をこれだけの数とレベルで確保できている企業は数えるほどしかありません。
またMerkleは、データとテクノロジーの活用によって、顧客一人ひとりに最適化された顧客体験を実現する
「People-based Marketing」のコンセプトのもと、電通インターナショナルの顧客体験マネジメントサービス領域をリードし、50以上の国・地域にてグローバルにビジネスを展開しており、クリエイティブとシステムを高いレベルで統合させた提案を強みとしています。
Merkleの代表的な事例を一つ挙げると、グローバルなコンフォートシューズメーカー・クロックスにおいて、Salesforce Commerce Cloudに統合したインタラクティブなデジタル体験ツール「Jibbitz™ Personalizer」の導入があります。顧客はこのツールを使って、クロックスのクロッグやフラットシューズを楽しくカスタマイズできるチャーム(アクセサリー)を購入し、自分のスタイルや創造性を活かして、シューズをパーソナライズできるようになりました。
Merkleはこの施策によりコマースの顧客体験を向上させることに成功し、平均受注額は18%増加、トランザクションあたりの販売個数2倍という成果をもたらしました。また「Jibbitz™ Personalizer」は、ウェビー賞、AVAデジタル賞、エルメス・クリエイティブ賞、ミューズ・クリエイティブ賞を受賞。Merkleの強みであるクリエイティブ×システムを実現した好事例となりました。
この2社が協業することで、グローバルに展開するクライアント企業の事業変革とソリューション構築を統合的に支援することが可能となりますが、これはコンサルティング企業やSIerそれぞれだけでは提供することはできない最大の強みであることを、クライアント企業の支援事例を交えながらディスカッションしました。
Salesforceパートナー企業として4年連続アワード受賞、企業の事業成長に貢献
電通デジタルは、セールスフォース・ジャパン主催の「Salesforce Partner Summit 2023」において、Partner Award「Japan Partner of the Year <Marketing Cloud>」を4年連続で受賞しています。クライアント企業からは、各社の課題からマーケティング戦略を立案し、テクノロジーを用いた施策に落とし込むことのできるプランニングチームと、高い技術力を持ち、顧客に丁寧に寄り添う導入チームの両面からのサポートを高くご評価いただいています。
Salesforceのエコシステムを活用したMerkleの取り組み-難民の生活再建を支援-
Merkleは、難民を支援する非営利団体であるRefugeeForceと提携し、難民を支援するプログラムにも取り組んでいます。このプログラムは、受け入れ国で新しい生活を築こうとしている難民にSalesforceの無料トレーニングを提供し、デジタルスキルを学んでもらうことで、キャリアの再スタート支援をするものです。電通インターナショナルは、高学歴なウクライナ難民に対し、トレーニングのための資金と雇用機会を提供しています。マークルは世界的な社会的影響を生み出すために積極的に取り組んでおり、ドイツとイギリス全土で非常に影響力のあるプログラムも実施しています。
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