ポータルサイトで顧客体験価値を革新！Liferay DXPで何が変わる？

Liferay DXPはあらゆる大規模ポータルサイトの構築に必要な機能を備えた、ポータルサイト特化型SaaSソリューションです。70以上の標準機能を有しており、機能追加や要件変更に応じた柔軟なカスタマイズが可能です。

Liferay DXPは、一般的なCMSと比較して、ポータルサイト特有の要件に対応する機能を標準で備えています。

Liferay DXPは、大規模ポータルサイトの複雑な管理に対応可能なユーザー管理機能を備えています。また、CRMやSFAツールとの統合、短時間のアクセス増加に耐えうる負荷分散アーキテクチャが採用されています。

具体的なユースケース①：取引先ポータル

情報サービス業界大手企業の取引先ポータルには、次のような課題がありました。

• 7つの独立したポータルサイトを統合し、50万人以上のユーザー管理に対応できる柔軟性を持った単一のプラットフォームへ移行する必要がある
• 企業や部門の買収・売却に伴い、多数のアセット（画像、動画など）をポータルサイト内で効率的に統合する必要がある

これらの課題を解決するため、複雑な要件に対応できるうえ、拡張性を備えつつ、CXの向上に必要な機能を多く有していることを評価し、Liferay DXPを導入しました。

結果、Liferay DXPでパートナーポータルを構築し、7つの旧ポータルサイトを1つのプラットフォームへ統合しました。また企業や部門の買収・売却によるアセットの統合について、Liferay DXPの柔軟な権限管理機能を活用することで、アセットの統合に成功し、各パートナー企業が満足するエクスペリエンスを提供できるようになりました。さらにカスタマイズ可能なダッシュボード、重要案件に関する通知や重要ツールへの簡易アクセスにより、パートナー企業はポータルサイトの価値を最大限活かすことができています。

Liferay DXPの活用により、同社は世界中の社内部署やパートナー企業のニーズに対応する信頼性の高いポータルサイトを作り上げました。ポータルサイト上で課題等の解決策を見つけ、さまざまなニーズを解決するツールへのアクセスが可能となったことで、パートナー企業を支援できるようになりました。

具体的なユースケース②：社内ポータル

保険業界大手企業の社内ポータルには、以下の課題がありました。

• シングルサインオン（SSO）などの機能がなく、ユーザーにとって利便性が低かった
• 全ユーザーで同じページを閲覧しており、ユーザーによっては関係のない情報が多かった

そこで、豊富な標準機能と高いカスタマイズ性を兼ね備えたLiferay DXPの導入を決定しました。

SSOの導入により、ユーザーは単一のIDとパスワードで各業務システムにアクセスできるようになり、利便性が大幅に向上しました。加えて、Liferayの強みである直感的な操作性により、使い方に関する問い合わせの削減にも成功し、ポータルサイト運営担当者の負担を軽減しました。

また、ユーザーごとにマイページが割り当てられ、ページテンプレートが所属部署などに応じて自動的に切り替わるほか、リンク集やお知らせなどの配置変更、表示・非表示や絞り込み設定をユーザーが行えるようになりました。

さらにこれまでは他ツールやWebサイトへ移動する際、リンク集からドリルダウンで探す必要がありましたが、検索やお気に入り登録を通じてすぐ移動できるようになるなどユーザビリティが向上しました。

同社は今後も、機能拡張が容易なLiferay DXPを活用し、業務に最適な社内ポータルとして、さらに柔軟に利用していく予定です。

将来のトレンドに対応するために、Liferay DXPを利用するメリットをいくつか紹介します。

1. チャネルレス体験の実現
   デジタルサービスの普及により、企業は顧客との接点を増やし、あらゆるチャネル（Webサイト、メール、展示会、ウェビナーなど）で一貫したエクスペリエンスを提供する必要があります。Liferay DXPは、こうしたチャネルレス戦略を支援するために設計されており、複数のプラットフォームでシームレスなユーザー体験（UX）を提供できます。
   
   
2. 柔軟なカスタマイズとスケーラビリティ
   Liferay DXPは高度にカスタマイズ可能で、企業の特定のニーズに合わせてプラットフォームを柔軟に構築できます。また、将来的に事業規模が拡大した際にも、Liferay DXPは容易にスケールアップが可能で、増加するユーザーやコンテンツ量に対応できます。
   
   
3. 統合機能の強化
   DXが進む中で、企業はさまざまなシステムやサービスを統合し、効率的に運用する必要があります。Liferay DXPは、既存のシステムやサードパーティのアプリケーションと容易に統合でき、APIを活用して他のツールと連携することができます。
   
   
4. パーソナライゼーション
   将来のトレンドでは、CXのパーソナライゼーションがますます重要になります。Liferay DXPは、ユーザーの行動データを活用してコンテンツをパーソナライズし、個々の顧客に最適なエクスペリエンスを提供する機能を持っています。
   「Liferay DXP」公式サイトはこちら

電通デジタルではLiferay DXPの国内再販・開発パートナーとして、ポータルサイトの構築・活用支援を行っています。テクノロジー特性を熟知したコンサルタントが適切なフェージングを行い、戦略策定から実装、運用まで一貫してプロジェクトをリードします。

［プレスリリース］ポータル市場を牽引する日本ライフレイとパートナー契約を締結－ポータルサイトの構築・運用コンサルティングを強化－

電通デジタルは、マーケティング戦略とUX、そしてテクノロジーの深い知見を組み合わせることで、貴社のDX推進に最適な価値を提供します。

Liferay DXPと電通デジタルの相乗効果を発揮する活用シーンとして、以下の例があります。

• 質の高い顧客体験のためのBtoB/BtoEポータルサイト構築
  電通デジタルの優れたデジタルマーケティング遂行力と、強力なBtoBおよびBtoE機能を持つLiferay DXPを組み合わせることで、企業向けの高度な顧客エンゲージメント・従業員エンゲージメントを実現します。豊富な実績に基づくアプローチにより企業のビジネスプロセスを最適化し、顧客満足度の向上を支援します。
• 統合型デジタルマーケティングプラットフォームの提供
  Liferay DXPの統合アーキテクチャを活用し、顧客企業の内部システムや既存のビジネスアプリケーションとシームレスに統合するソリューションを提供します。デジタルマーケティングプラットフォーム全体の戦略策定から実行まで、電通デジタルにて一貫してご支援が可能です。

上記の例に限らず、電通デジタルではデジタルマーケティング戦略策定からポータルサイト運用まで、Liferay DXPの導入・運用におけるすべてのフェーズでのご支援が可能です。ポータルサイトに課題をお持ちの方や、Liferay DXPの導入をご検討中の方は、ぜひ電通デジタルまでお問い合わせください。